実用性を追求したインプラントです
地図づくりにあたっては、すでに正体のわかっている遺伝子または構造が特定されているイントロンのあいだに、どのくらいの数の塩基が含まれているか、染色体にそって記録することが大切になる。
それには、いくつかの方法を組み合わせながら、位置を割り出していく場合が多い。
たとえば、すでに配列(長さ)がわかっているDNA断片を″釣り針(プローブ)″に使って、染色体のなかから同じ配列がある部分を探し出す方法がある。
前述のようにDNAの2本鎖では、塩基がつねに特定の組み合わせで対をなす性質があるので、プローブに結合してくる断片の塩基配列も決まってくる。
この現象をうまく利用して、必要な配列と対になる(相補的な)関係をもったプローブでDNA断片を″釣り上げ″る。
そして、これをスタート地点として、少しずつ釣り針を長くすることによって先へ進むのである。
制限酵素によって染色体を多くの断片に切り離し、そのなかから特定のプローブに合う断片を探し出し、目的とする遺伝子の周辺地図の見当をつける方法もある。
制限酵素は、決まった塩基配列がある場所を狙ってDNAチェーンを切るので、長短が入り混じったさまざまな長さの断片が作られる。
それらの切り口付近の配列を別の方法で調べると、互いに接続する断片の候補の見当がつくので、もう一度1本のDNAに並べなおすとともに、それぞれの長さから距離を割り出すことができる。
こうした複数の分析から構造のヒントを得て、ジグソーパズルを組み立てるように遺伝子同士の距離を決定していく。
物理地図を詳細に作っていくと、前から配列がわかっているDNA断片を釣り針として使うことから、最終的に塩基の配列そのものを探り出すことも可能になってくる。
遺伝的地図で広い範囲の見当をつけ、物理地図で細部の詰めをするという作業によって、ゲノムマップはやっと姿を見せてくるのである。
遣伝情報の暗号文を解くゲノムマップが完成したとしても、これだけではA、T、G、Cという4種類の塩基文字の羅列がわかっただけで、DNAのもつ遺伝情報が読み解けたことにはならない。
仮に、1つの遺伝子DNAの始まりの塩基から終わりの塩基にいたるまで、配列が読めたとしよう。
これでわかるのは、頭から3文字ずつを使って表わされる、各種アミノ酸の延々とした並びにすぎない。
つまり、ほとんどの場合、塩基の配列から読み取れるのはアミノ酸の配列であって、この配列によってできるタンパク質が何をするものなのか、機能に関する具体的な情報は含まれていない。
インプラントは欠かせないものであり、インプラントはとても人気がある。